ExThird -エクサード-

　主人公以外のカップルを、様々な情報から推測して当てるゲーム。オブジェを調べたり会話するだけでなく、システム的なところからも発見の糸口があるので、探し甲斐がありますね。難易度は軽めなので、詰まる心配はないかなと。

　同作者さんのゲームはよく遊んでいて、探索して反応を楽しむゲームもお馴染みだけど、今作はこれまでには見られなかった遊び心も散見されて良かったなと。やった人にしかわからない言い方だと、パイプオルガンとか。

　豊富な一枚絵に、毎度のことだけどミニゲームと見せかけてシナリオボリュームがあったりと、制作期間に対して作りこみの多いこと。

　雪玉を操作してマップにあるモノ全てをドカドカ吹っ飛ばしながらゴールを目指す、スコアアタックゲーム。

　操作するのは雪玉なので、雪のマップでは制限時間が減りません。テントとか、一部オブジェクトはマス単位で飛ばせるのが良いですね。この、いかにもゲームな表現が良い。

　酔いながらごろごろの初回プレイで28位。

　コントローラ持ち出してリベンジの5位！

　ツクール作品のプレイ動画でお馴染み、toteさんの作品。プレイ動画は拝見させていただいていたけど、そういえば作っていらっしゃるのかなぁと思って調べたところ、この作品に行きつきプレイする側に回らせていただきました。

　散歩していたら通りすがりの魔王にやられて突然の死――！　…と思いきや、それは神様の調整ミス。お詫びにと与えられた勇者という二つ名。その称号のもと、魔王打倒の使命を受け、なんやかんやで冒険が始まる…。

　ギャグタッチで始まり、テキストも比較的シンプルな――ときどきクスッとくるものが多いのですが、エンジンがかかってくるとどどーんと広がりを見せていきます。あれ、こんなゲームだったか！？

　戦闘バランスもいい感じに調整されていて、後半はストーリー展開に呼応するように気が抜けなくなってきます。

　魔法キャラが意外と物理攻撃も強くて、マーシャが終始物理アタッカーとして活躍してくれました。できればハロルドも攻撃にまわりたい、ルキウスにデバフをかけさせたい、でも敵の火力は苛烈。欲を出して壊滅してはたまらないので、素早さを調整したりして、うまい具合にパターンを構築していく…。そんなプレイスタイルでした。

　基本的にはイベントシーンというものは少なめで、昔のドラクエのような進行。ボス戦後は回復するなど、テンポもよかったです。やはり、RPGは楽しいですなぁ。

　1周あたりは10分くらいだけど、エンディングが複数あるのでかかる時間はプレイ次第。

　幼女を一週間「レンタル」したおじさんことプレイヤー。毎日仕事から帰ってすることは、「なでなで」か「おしおき」か。エンディングは細かい差分まで含めれば10個。幼女の運命はベッドの上で決められる…。

　まずは目を引くのがベッドシーン(KENZEN)ですね。静止画でもきれいですが、やはりこれは実際にやってみると、アニメーションもしっかりしているし、細かい反応も細かくない反応も作り込まれていて、見応えあります。ゲームはKENZENでも、意味のないところの力の入れぐあいは間違いなくHENTAIでしょう。

　ストーリーは、この作者さんの作品をいくつもやってきた身としては「懐かしい」感じかなと。これまで特に人気を博してきた作品群に近い味わいなので、初めての方でも持ち味を十分に堪能できるかなと。肩で息をする動きとか、ほんと凄いので、是非。

　個人的には怠惰エンドが好きです。まだ最高難易度のクリスタルは輝きを取り戻してないので、もうちっとだけ続くんじゃ。

　テンプレートの文章の単語を入れ替えて作文を完成させるゲーム。作文の内容によって、先生の反応も変わるので何度も遊べます。これはKENZEN。

　ｲｲﾊﾅｼﾀﾞﾅｰ。

　お菓子を持っていそうな人を特定し、お菓子をもらうゲーム。

　「このお菓子美味しい」と自分自身がお菓子を持っている発言をする人や、「あの女性、お菓子を買っていたな」といった証言などから推理していく。お菓子を持ってない人にトリック・オア・トリートするともれなくオトナのイタズラ(ゲームオーバー)をされてしまうので、軽率なトリック・オア・トリートはダメ・ゼッタイ！

　要所要所で表示されるイラストは可愛いし、進行のテンポもよいです。

　海水浴に来た一組のカップル。アイスキャンディーを欲しがる彼女に、彼氏(主人公)が起こす行動とは…。

　下ネタ注意の警告がある通り、間接的にえっちな描写ありです。なぜ遊ぼうと思ったのか…し、白い目で見るなし。僕だって男の子。

　途中、何度か選択肢があったりマップ上にいくつか調べられる箇所があり、ハズレを引くと即ゲームオーバーなので、開始したらとりあえずのセーブを。

　えっちなご褒美ありがとうございました。しかし同時にスタンドが発動する某漫画キャラを思い出してしかたなかったレロレロ。

　「ほのぼの絵本」という説明の通り、物語を読み進めていくゲームです。

　数分で終わりますが、最後までほんわかしていて癒されます。なんていい笑顔してやがる…。

　フルボイスなのも凄い。こういう徹頭徹尾ほんわかした作品、アツマールでは意外と稀少では。

　画面上に流れてくる矢印とZボタンをタイミングよく押していく音ゲー。1ステージ10秒で終わり、クリアする度に同じ曲で難易度があがっていきます。超短いミニゲームとしても楽しめますね。

　タイトル画面からすでに超可愛いです。あとボイスつき。可愛い。イラスト。可愛い。

　クリアはなく、あがり続ける難易度にひたすら挑戦していくので、ステージ7でおしまいに。僕は音ゲー好きだけど苦手なので、6でも終盤何度か挑戦することに。

　呪いでかえるの姿にされた王様を救うため、魔物を倒すアクションRPG。

　ゲームボーイ世代を狙い撃ちするグラフィック。画面単位のスクロールが懐かしみを増しますね。

　剣をぶんぶん振って敵を攻撃していきます。各個撃破の状況であれば楽勝と余裕こいてましたが、狭いエリアで囲まれるとあたふた。

　村の外の戦いでエラーによる強制終了となってしまいました。まだバージョン0.2ということですので、今後に期待。

　とある一室に閉じ込められた主人公。画面をクリックし、アイテムを探したり暗号を解いたりする脱出ゲームですね。温かみのあるグラフィックがかっこいいです。謎解きもほどよく、短時間で楽しめました。

　とあるアイテムがどうしても取れなくて、しばらく詰まったのもクリアしてみればいい思い出。ちゃんととれましたよ。おすすめ。

　あほげー Advent Calendar 2017用の短編ゲーム。お題はクリスマス。

　クリスマスの夜、女の子の元へプレゼントを届けにやってきたサンタさん。女の子の欲しいもの、それは「子供」だった！しかしそれをプレゼントするには公開できない感じの展開にせざるを得ない。どうにか合法的に、平和的に、倫理的に問題のない、健全なプレゼントを贈るため、サンタさんは知恵を振り絞る。

　部屋内にあるオブジェを調べて、どうにか「子供」をプレゼントする方法を探すゲーム。某逆転ゲームを彷彿とさせる、やたら熱いテキストですね。セリフと共に響く効果音が気持ちいい。オチも面白く、僕も真似してみたいと思いま――

　あほげー Advent Calendar 2016用の短編ゲーム。お題はクリスマス。

　企画用のゲームを作ろうとするも、全くアイデアが降ってこない作者さん。そこに、それならプレイヤーにゲームを作ってもらえばいいと囁く悪魔が現れる。あらかじめ組み立てられた筋書きに対する各要素――作中に登場するサンタの風貌や登場の仕方などをプレイヤーが選び、選んだ内容のストーリーを再生するというもの。デフォルトでは無難な内容なので、好き勝手いじっちゃいましょう。

　幼女幼女からの幼女的な選択肢をしました。幼女の誘惑に勝てる者などいるだろうか。いやいない。僕も幼体ウォッチしたいです。幼女サンタかわいいです。幼女の靴下僕もほしい。幼女。

　第21回あほげー参加作品。お題はエレベーター。

　エレベーターに一人閉じ込められた主人公の女の子。救助まで、およそ1時間。しかし膀胱のタイムリミットは目前に迫っていた…。時間内にエレベーターから脱出する方法を探すゲームですね。気になるポイントへ急行し、調べ回っていくことで進行。

　こういうゲームやると、とりあえずバッドエンドを回収したくなります。チョロチョロもいいですが、キャラのちょこちょこした動きもいいですね。

　第20回あほゲー参加作品。お題は「イカ」。

　プールにこっそり忍び込み遊んでいた主人公の女の子。しかし家から水着で来たため替えのパンツを持ってくるのを忘れてしまい、水着を着たまま――ほのかにイカっぽい匂いを漂わせながら帰宅することに。そんな彼女の後ろから、アヤシイ人が…。

　アヤシイ人から逃げ回り、無事に家まで帰るのが目的のゲームですが、クリア方法にひとひねりあるのがいいですね。ゲームオーバーもエンディング絵も色んな意味でやばい可愛らしさ。

　ひとつの部屋で暮らすネコとニンゲン。ゲームとしては、マップ内にあるオブジェを調べるときにネコに対する反応の選択肢が現れるので都度選択し、最後に結果発表という流れ。

　極端に選択した2パターンを試しましたが、極端に差のある結果に。ネコには優しくしようぶるぶる。これ、エンディングは何種類かしら。

　やはりこういうグラフィックのゲームはテキストもこういうんだよな、うんうんって安心する感じですね。窓を調べたときの反応とか好きです。

　新年あけましておめでとうございます。…ということで、オミクジを引けるゲームです。めちゃくちゃ絵が可愛い。クリックするとき☆が散るエフェクトなんかも可愛らしいですね。

　結果は大吉！　ヒャッホーと思いきや、創作運とアツマール運は悪かったぜ…。来年もあったらやってみたいですね。

　学校の校舎を舞台にしたかくれんぼに興じる男子高校生たち。その悪ふざけに同級生の女子も加わり…。

　マップを探索して、友人たちを探すゲームで、全員を見つけるまでに入手したアイテムによりエンディングが分岐。手に入るアイテムがいきなり不穏すぎましたが、その予感は…。

　女子トイレにも普通に入れて満足（？）

　いいケツしてんぜと思ったら、ストーリー部分が普通に凝ってた。しかしいいケツだ…。

　いいケツを眺めながら、画面上に表示される合図をクリックするゲーム。これプレイしてると、実際のところ割れるのか気になって試したくなってきて困りますね。

　なんとなくアツマールで目に留まったのプレイしてみた。さっそくエンター押したら「？？？」ってなったけど、ちゃんとクリアできてよかった。この誘導すごいなあ。強制でないけど、そりゃあ、エンター押すでしょ。やってから「なるほど」ってなるのいいっすね。

　ホラーっぽい雰囲気で、画面にちょこちょこ変化があるのもいいですね。一瞬何かが表示されたり、焦らせる演出は鉄板です。

　終盤のとあるシーンで「え、こっち来るの？」「隣に来ちゃったぞ！」「次、どっち向くんだ？」ってドキドキしました。

　これは…なんだこれは…。タイトルの通りちんちんを避けるのですが、それは単純に選択肢で行う。そこからが本番です。選択により、最短で数秒、最長で数十分という格差ある複数の結末を見ることができます。

　とにかく、テキストが素晴らしい。とある選択では村や城を歩き回れますが、凄まじい文章量と笑いに圧倒されます。主人公と同調して、やっていると元気でてくるのですが、一体どういうことなんだってばよという種明かしもちゃんと用意されていて、ぐっと読まされちゃいます。

　ちんちんは画像なしバージョンもあるので、安心して遊べますよ。